実はずっとスポーツトレーナーを目指していたんです。アスリートを支えるため、身体の仕組みや疲労しにくい筋肉の使い方などの知識を学びながら、スポーツ専門のマッサージ店で経験を積んでいました。ですが次第に「もっと現場を改善していきたい」という僕の思いと実際の環境にずれを感じはじめ、別の道を模索していたんです。
そんな時に札幌プロセスセンターの求人募集を見かけ、「肉の成形」という言葉が目に飛び込んできました。どんなことをするのかわからなかったのですが、興味のままに飛び込んで話を聞いてみたんです。最初は畑違いの仕事と思っていましたが、食の安全を支える加工工場の仕事はまさにトレーナーと同じ”縁の下の力持ち”。誰かの暮らしを支える大切な仕事の一端を担いたいと思い、転職を決意しました。